2016年12月15日木曜日

意外と繊細な制作風景?

昨日お見せしました、再販用になんと、6点まとめて大量制作した「雪の朝」^^


我ながらそっくりに作れていると思いますが、実は全く同じに作ることは難しい(できない)のです!

ブローチのモチーフを取り付けている土台には「シャワー台」と呼ばれる、薄い金属の板にたくさんの穴をあけたものを使っています。

このシャワー台の穴の開き方は2通りあります。


写真の左下の丸いもののように、台の形に合わせて穴が規則正しく開けられているタイプのものと、リング状の2つのように、ハチの巣状に穴が並んでいる金属板から台の形を切り出しているタイプのものです。

「雪の朝」に使用している土台はもちろんリング状のものですが、ご想像いただけるように、台を切り出す位置によって穴の配置が微妙に変わってしまうのです。。。^^;
(使用しているサイズで、形に合わせて穴があけられているタイプの台はありません)

このため、ひとつひとつ違う穴の配置に合わせて、デザインが崩れないように調整しながらパーツを配置していくことになります。


とはいえ。。。
制作が難しい開き方の台もあります。
写真の2つの台はどちらも同じ品番のブローチ用の金具として仕入れたものです。
もちろんどちらも、当店で販売用のブローチの材料として使用できる「良品」です。


ところが、左は「雪の朝」を作りやすい開き方の一例、右は作りにくい開き方の一例となります。
リーフの付け位置の目安の穴が、水平方向と垂直方向の中心線上にあるかということなのですが、一見しただけではわかりにくいです^^;

制作に入る前にまず、作りやすいものと作りにくいものをよく見分ける必要があります。
(「雪の朝」に使えない開き方のものも、「雪の夜」や「春の夢」を作るのにはちょうど良かったりします^^)


意外と繊細?な制作風景の一端でした^^


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