2020年8月13日木曜日

コスチュームジュエリーアワード2020パーティーシーン部門で佳作を受賞しました

お知らせです。
このほど、コスチュームジュエリーアワード2020パーティーシーン部門で佳作を受賞しました。

「受賞者発表」

コスチュームジュエリーアワードは、2002年より2~3年に1回ほど開催されているコスチュームジュエリー専門のコンテストです。
国内では知名度も高く規模も大きなコンテストです。
今回初めて応募しました。

入賞作品の展示会は今年の秋、10月21日(水)~10月26日(月)に横浜赤レンガ倉庫で開催されるそうですが、大勢が集まる場所へのお誘いは何かとためらわれる今年です。
1次審査の際に提出した写真で、今回の受賞作の概要だけでもお伝えできればと思います。

「孔雀 百年の思い出」


テーマの「パーティーシーン」を受けて、パーティーでヒロインになれるゴージャスなネックレスを作りました。
孔雀の羽根を思わせる色合いの日本やチェコで作られたガラスビーズ、アンティークのガラスカボションストーン、スワロフスキークリスタルストーン、チェコガラスボタンをふんだんに使っています。
前後に贅沢な量感のフリンジを重ねました。

全ての部分が良く見えるように平置きした様子がこちらになります。



着用するとこのような形になります。


アンティーク(製造後100年以上経過)、ヴィンテージ(製造後30年以上~99年程度経過)、コンテンポラリー(現代)のパーツをひとつのコスチュームジュエリーにまとめました。
時代も産地も異なる材料が出会った、今この時代でなければ作れない孔雀の美です。




それでは制作秘話のような話を。。。

いつか孔雀をテーマにしたアクセサリーを作りたいと思って、孔雀を思わせる色や形を何年も前から少しずつ集めていたのが始まりです。
横浜のビーズアートショーで見つけたトパーズ色にグリーンの中染めがされたヴィンテージシードビーズ、あるネットショップで見つけたコンテンポラリーの孔雀の羽根モチーフのメタルパーツ、グリーンの上にゴールドやメタリックピンクが輝く珍しい加工がされたチェコのラウンドカットビーズ。。。

孔雀の羽根のメタルパーツは、よく見るとガラスストーンをたくさん乗せられる空枠になっていました。
その孔雀の羽根の目のような模様のところに何を入れようかと、数年、ちょうどいい大きさのガラスを色々調べては、しっくりきそうなものが見つからないままでした。

去年の春のある日、Twitterで「ピーコックアイガラス」というアンティークのアートガラスを見かけて、このガラスのちょうどいい大きさのものがあったらあの羽根に合うのになと思いました。
「ピーコックアイガラス」は、国内では知名度が低いものの、孔雀の羽の色合いを模して作られた美しく希少なアートガラスです。
今から100年ほど前に流行し、当時は色々な大きさや形が作られていたようですが、現在は全く作られていません。

そういう美しいガラスがあることを偶然知って、だからといって、必要なちょうどいい形と大きさのものが見つかるわけない。。。のが普通なのですが、この時は普通ではないことが起こりました。

そのまま流れで検索していて、なんと、外国のアンティークやヴィンテージのガラス製品を取り扱うショップで見つけてしまったのです。
オーバル型で、縦が探しているサイズより1mm大きく、横が1mm小さいピーコックアイガラス。
1mm程度なら誤差の範囲としてストーンを留める台座に乗せることができます。
それも、5枚持っていた羽根のパーツの数と同じ、ぴったり5粒。
ガラスストーンとしては高価ではありましたが、迷う場合ではないとチェコからの個人輸入を決めました。



1920年代に作られたというアンティークでした。
届いたガラスには大きな傷も欠けも無く、バックフォイルはほとんど剥がれていたものの発色は鮮やかでした。


(チェコから届いてすぐに、ピーコックアイガラスと羽根のパーツを仮に合わせた日の写真)

元は何かのアクセサリーに使われていて、その形としては役目を終えたのかもしれませんが、縁あって遠い国から私のところに来たのだなあと思いました。
それからも時々外国のショップをあちこち見てはいましたが、同じようなちょうどいい大きさ、数のピーコックアイガラスを見かけたことは今のところあれから1度もありません。
羽根のパーツとピーコックアイガラス。
全く別の場所と時代に作られた2種類の素材が呼び合うように手元にそろいました。


そして今年、宝物として私の手元で休んでいたピーコックアイガラスに、いよいよ目覚めてもらうことにしました。
羽根のパーツの小さなくぼみには、サイズを測って集めたスワロフスキークリスタルの小さなストーンをひとつひとつ埋め尽くしました。

その後も探し続けていたピーコックアイガラスを座らせる石座は、結局必要な形が見つからず、近い形の真鍮の石座を加工して、ロジウムメッキ加工をお願いできる会社を探して依頼することになり。。。これも結構高額でしたが、良い部品に仕上げていただけました。

ついに完成した孔雀の羽根が5枚そろって並んだ時の美しさと言ったら。。。!

これまでに集めていた孔雀色のビーズたちも寄り添うように周りに収まっていきました。
材料のそれぞれに意思があるように、そして集まるごとに意思が強まるかのように自然とひとつのネックレスに纏まりました。


ピーコックアイガラスを付けた孔雀の羽根モチーフのメタルパーツや、チェコガラスボタンを載せた土台はシードビーズをテグスで編んだものです。


上にパーツを重ねると見えづらくなる部分ではありますが、手を抜かずに気を配ることで、全体に深みを加えられたらと思いながら配色を組みました。


結果、作るにも複雑になり、何度か編み間違って苦労することに。。。



途中、光に透かしても綺麗でした。


留め具部分もテグス編みで作りました。



実は留め具につかったメタルパーツも、良い使い方を長らく思いつけずに手元で眠り続けていたもの。。。
このようなツイートをした日もありました。


材料たちがなりたい姿を酌むように作れたかなと思います。


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