2024年3月23日土曜日

矢車菊の思い出

こちらもいただきものの矢車菊の種。


片方にポンポンが付いた不思議な形です。
ポンポンで引っ付き虫のように動物の毛につかまって、遠くまで運んでもらうつもりなのでしょうか。。。?

おととしの秋、種まきを涼しくなるまで待っていたら10月の下旬になっていました。



ポンポンの無い側を割って、先にポンポンが付いた帽子を脱ぐように芽が出ました。


年末にはここまで成長しました(右側)。


そろそろご出世(本植え)を検討します。
ところが年明け。。。!


1本だけぴょーんと茎が伸び始めてしまいました。
花芽。。。?

いち早く咲く準備を始めてしまった春の花を寒空に出すのは忍びなく、ほかの子だけ外にご出世しました。
写真は1月9日。


ぴょろんの1本は暖かい部屋でご出世しました。
10日も経つと、はっきりと先が蕾になりました。



何色の花が咲くのか楽しみ。。。!
少しほころび始めた蕾の先はピンク?


2日後。青でした。


最高品質の宝石のサファイアの色は「コーンフラワーブルー」と言われますが、コーンフラワーとは矢車菊のこと。
本物のコーンフラワーブルーを見られるようです^^

4日後。咲きました。



少し花は小ぶりのようですが、見事な青色です。

夜は寝るタイプなのか、今日はプレオープンだったのか、薄暗いところに置くと花がすぼまりました^^


次の日。花の真ん中まで綺麗に開きました。
昨日はプレオープンだったみたいです。



部屋の中に置いているので冬の気温も気にならずに、裏側の萼の構造もじっくり観察できてしまいます。


額のうろこのような重なりの間から、にじみ出たように透明の丸い粒が付いています。
後日別の矢車菊を撮った写真のほうが見やすいので、見えないようでしたら12枚先の写真をご覧ください。。。

蜜、そこから出るの?
(楊枝ですくって味見をしたら甘かったです^^)

小ぶりな花とはいえ、みるからに細い茎では重そうだったので支柱を添えました。

2日後には花粉も出始めました。


1月末。
ちなみにHeart Bouquetとしてこの頃何を作っていたかというと。。。


「神宮外苑のいちょう並木」でした。
こちらが完成して発売できたのは4月の半ばでした。
構想は矢車菊の種を蒔く前からですから。。。花の種を蒔いて咲くまでよりも時間がかかっていることがわかります^^;

2月も10日近くになるとさすがに花も終わりの様子。
花びらから青が抜けて白くなってきました。


そして。。。!2番目3番目の蕾ができてきました。



2輪目は2月の下旬に差し掛かる頃に咲きました。



1輪目よりは気持ち青が薄め?

4日後に3輪目。


8日後の3月3日に4輪目が咲きました。



次々咲く新しい花は少しずつ小さくなっていき、色も紫みを帯びていきます。



それでも花の付け根には蜜がたっぷり煌めきます。
今度は見えますね。。。!




華奢で小さいのにたくさん花を咲かせてくれました。



そして3月末。ついに外組の蕾が膨らみました。


真ん中の花が咲いているのはルッコラ、左側はレタスです。


4月に入って1週間。レタスも咲きました。
矢車菊は。。。



今度こそピンクの花がありそう。

3日後。



こんなにシックな色の花が咲くとは思いませんでした。。。!
ピンクの蕾ももうすぐ咲きそう。


2日後、ついにピンクが咲きました。


外組も元気に咲いてくれました。
いただきものの種だから色はみんな青かと思ったら、ピンクやワイン色も咲いて意外でした。
やはり咲くほどに小さくなって、青は紫になって。。。


そうかと思えば立派なのが咲いて。。。





6月まで花を楽しませてくれました。

そして時は経ち10月中旬。
しっかり乾いて開ききって、真ん中がビロードのようになった萼を摘みました。
萼をはがしていくと。。。やっぱり蒔いた種そっくりの種が出てくるんですよ^^
ビロードのような毛足の正体は、みっちり詰まったポンポンの塊だったのです。。。!


涼しくなるのを待っていたら今度は11月の終わり頃に。
蒔くと、去年より立派な感じの双葉が出てきて。。。


1月の終わりには去年より明らかに立派な感じになりました。


そして2月20日。


淡々と書いていますが、今年の話で現在進行中です^^

今日。


蕾が出てきそうな茎が伸びてきているようです。
隣ではスイートアリッサムが咲き始めました。
白詰草のような甘い香りです。


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