新作のご紹介です。
「卓文君(たくぶんくん)」
中華かんざしブローチシリーズの第7弾です^^
今回題材に選んだ卓文君は、中国四大美人に「落雁美人」として王昭君(おうしょうくん)の代わりに数えられることがある女性です。
卓文君は、前漢の文学者・司馬相如(しばしょうじょ)の妻です。
けなげに夫を支えて、皇帝に認められるほどにまで出世させた才媛として中国で語り継がれてきました。
正直、日本ではあまり馴染みのない方が多いかと思います^^;
(もちろん私もです。。。^^;)
ですが、悲劇的な末路をたどる女性ばかりの中国四大美人のなかで、この卓文君は愛する人と結ばれて、まずまずの幸せな人生を生きられたのではないかと思います^^
不幸な人ばかりなのでせめてひとりくらいは幸せな人を。。。と思って作りました。
ゴールドとピンクを基調に、華やかさと幸せさを表現しました。
また、もう一人の落雁美人ということで、王昭君を題材にしたブローチ「落雁美人」と同じパーツの色違いをあちらこちらに散りばめてみました。
それでも全体を見れば全く違った印象になるように(まったく別の女性ですものね^^)、心がけてデザインしています♪
3つ連ねた扇のような形のパーツは繋ぎ位置の工夫で、お手に取られますと、まるで蝶が羽ばたくようにひらひらと揺れ動きます。
ある晩、卓文君のもとに、ひそかに思いを寄せていた司馬相如からの手紙が届いて始まるという二人の恋のロマンティックさを表しました。
(なんとこの二人、一目ぼれしあって最初から両思いなのです!)
ピンク色のサンゴのような樹脂のバラとスワロフスキーパールは、逆境の中でも愛に生きるひたむきさと内に秘めた情熱を、同じくホワイトのスワロフスキーパールで、愛する人との暮らしをけなげに守り抜く心映えを表しました。
ベースがイエローグリーンの七宝ビーズで、甘くなりすぎないように全体の印象を引き締めました。
七宝が中国らしい雰囲気を高めるとともに、卓文君の才媛らしさを醸し出せればと思っております。
各店で販売中です。ぜひご覧ください。
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