2016年12月1日木曜日

新作です「羞花美人」

新作のご紹介です。

「羞花美人(しゅうかびじん)」


中華かんざしブローチシリーズの第6弾です^^


今回は中国四大美人から、羞花美人と呼ばれる楊貴妃(ようきひ)を題材に選びました。

楊貴妃は世界三大美女のひとりとしても数えられる、まさに美女の中の美女です。
一度はその名を耳にしたことがあるという方も多くいらっしゃることでしょう。
(世界三大美女のあとの二人はクレオパトラとヘレネです^^)

楊貴妃は唐の玄宗(げんそう)皇帝の妃でした。
美貌に加えて音楽や舞踊に秀でた才を持っており、後宮に数多いる妃たちを差し置いて皇帝の寵愛を一身に受けたといわれます。
彼女が後宮の庭を歩くと、花が彼女の美貌に気圧されて萎んでしまうほどだった。。。
というたとえが「羞花」の由来です。

彼女の一族もみな栄華を極めていましたが、やがて、またいとこであった楊国忠(ようこくちゅう)と安禄山(あんろくざん)が激しく対立するようになりました。
そして安禄山の乱(安史の乱)のさなか、楊貴妃は楊一族としての責任を負わされる形で死に追いやられます。


美女の中の美女にふさわしく、レッドとゴールドを中心とした色合いで仕上げました。

また、中国四大美人を題材にしたものには、それぞれの呼び名にちなむモチーフを入れています^^
羞花ということから今回は様々なフラワーモチーフを選びました。

目を引く真っ赤な薔薇に、中央にスワロフスキーパールを置いた大小のメタルフラワー、透かしの桜の中央には、濡れたような光沢をもつ芍薬の蕾に似た京都オパールをひとつ載せました。


楊貴妃と玄宗皇帝を詠った白楽天の詩「長恨歌」に登場するモチーフも取り入れています。

玄宗皇帝と楊貴妃が愛を誓い合ったときの言葉の「天に在りては願わくは比翼の鳥と作り
(てんにありては ねがわくは ひよくのとりとなり)」から鳥の羽根のように見えるパーツを加えました。
比翼の鳥とは、雌雄ともに目と翼が一つずつの伝説上の鳥で、常に2羽が一体となって飛ぶとされています。
しかし。。。今回お選びしたパーツはご覧のように大きくねじれており、天高く舞い続けることができずに儚く散った楊貴妃と皇帝の愛を表しています。
また、このパーツに下げた赤い雫のビーズを5個としたのは、「五」が中国で「無」を連想する数字だからです(発音が近いためです)。

この羽根のパーツに、楊貴妃が涙を浮かべる様子を表した「梨花一枝春雨を帯ぶ(りかいっし はるあめをおぶ)」から花びらのようなパーツを揺れるように下げました。


アクセントとしてシルバーやピンクゴールドを加え、楊貴妃らしい華やかな雰囲気を高めました。


各店で販売中です。ぜひご覧ください。


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