2021年12月1日水曜日

銀と錫の変色と、最初の色を楽しみ続ける方法

ご好評をいただいている「雪の朝」に使っているパーツのお話です。

「雪の朝」には錫(ピューター)や銀(シルバー)メッキのパーツが多く含まれています。
これらは、時間が経つといぶし銀色になります。
 







(1枚目の画像以外は加工で表現したイメージです) 

銀が黒くなるのは空気中の酸素で銀がさびてしまうからです。
お買い求めいただいた時の色を長く楽しむためには、お使いにならないときにファスナー付きポリ袋に空気を抜くようにお入れください。
それでも少しずつ黒くなってしまうのですが、袋を2重にするとさらに変色を抑えられます。
Heart Bouquetのブローチは液体タイプの銀磨きはお使いいただけず、銀磨き用クロスでは拭き切れない部分もある作りです。
お手数ではありますが、変色はできるだけ抑えようという形で末永くかわいがっていただけるとありがたく思います。

密閉することで新鮮な空気に触れなければ変色が抑えられるのは、ほかの銀製品でも同じです。
クロスでは磨き切れないほど細かい銀線細工に、パールや珊瑚など液体タイプの銀磨きが使えない宝石が付けられているアクセサリーにも同じ変色対策が役立ちます。

以前に、お手入れができない作りの銀細工のアクセサリーをくすませてしまって残念な思いをされたというお客様で、その上でもHeart Bouquetの雪の朝をお気に召してお選びくださった方がいらっしゃいました。
こちらのお客様にこの変色対策をお伝えして、大変お喜びいただけたことがありました。
どなた様もご参考になりましたら幸いです。


さて、「雪の朝」は同じような形の銀色の葉のパーツを2種類並べて使っています。
ショップの説明にもある通り、お買い求めいただいてまもなくは銀メッキの白っぽい銀色と、一般的な銀色のメッキパーツのやや暗い銀色との、繊細な色味の違いをお楽しみください。
そしてやがて銀メッキの色が変わっても、黒と銀の2色でお楽しみいただき続けられたらいいなという思いもあります。
冬に一面の雪景色の中、木立がシルエットのように黒く浮かび上がる景色のようにご覧いただけ、経年美化と思っていただけたら嬉しいです。。。


「雪の朝」とミニサイズの「小さな雪の朝」は各店で発売中です。
ぜひご覧ください。


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