梅雨の季節が楽しくなりそうな、紫陽花と傘のブローチのご紹介です。
「移ろう色の額紫陽花のブローチ」
雨降りに一番似合う紫陽花は額紫陽花だと思いませんか?
梅雨の雨に静かに濡れながら咲く、額紫陽花の風情をブローチにしました。
紫陽花は花びらのように見えるところが蕚(がく)で、中央に固まる細かいところが本当の花なので、見て楽しんでいるところは実は花ではない。
そう言うととても不思議に聞こえますね。
そして額紫陽花は、目立つ蕚が額縁のように花を囲んでいるからついた名前です。
その蕚にネオジウムガラスできたビーズを配して、額紫陽花を作りました。
ネオジウムガラスはしばしばアレキサンドライト色とガラスビーズの世界では呼ばれています。
宝石のアレキサンドライトとは発色が異なりますが、同じように受ける光の種類で色が変わって見えるところから付いた名前だと思われます。
今回は半透明のものと透明のものの2種類を使いました。
半透明のものは自然光や白熱灯では淡い紫、蛍光灯下では水色に、透明のものは自然光などでは赤みのある薄紫、蛍光灯下ではほぼ無色透明に変わります。
紫陽花は土壌のpHでも蕚の色が変わることが知られています。
そうした色変わりや、花と蕚、ガラスと宝石のアレキサンドライトように名前や印象と実態が微妙に合わない面白さをネオジウムガラスを通してお楽しみいただければ幸いです。
花と葉の間や上には、雨上がりに残された露のようにスワロフスキークリスタルが3粒(クリスタルカラー、アーミーグリーンディライト)を煌めかせました。
クリスタルの位置はそれぞれのブローチで若干異なります。
葉から一滴零れ落ちていくのは、梅雨空色のチェコガラスの雫です。
蕚は、本物の額紫陽花のように中央の小花から少し離れるようにワイヤーとシードビーズで付けました。
ブローチ土台は金属の薄い板に透かしやエンボスを施したものを使っています。
Heart Bouquetではこうした2枚の透かしをワイヤーで閉じ合わせる時、そのワイヤーが模様の一部に見えるように巻いていきます。
繊細さをお楽しみいただけたら嬉しいです。
ネオジウムガラスのビーズが少なく再入手もできないため、画像の2点のみお作りしております。
透明と半透明のビーズの量と配置、スワロフスキークリスタルの位置が異なります。
ご注文時にはお好みの方をお伺いいたします。
それぞれ1点ものとなりますので、万一ご注文が重なった場合は先の方を優先いたします。
ご了承ください。
「【仕様違い】雨つぶ坊やの滑り台」
レースのような透かし模様がかわいい傘は、雨つぶたちの滑り台。
雨を好きになれそうなブローチです♪
梅雨寒の日に、ストールや上着に着けてお楽しみください。
梅雨空をイメージした色の大きさ・色合いも様々なドロップ型のチェコビーズを雨つぶに見立ててお選びしました^^
繊細なチェーンから下がる雨のしずくが揺れるたびにキラキラと輝きます♪
仕様違いは雨つぶ多めで、傘にスワロフスキークリスタルの赤いハートのアレンジがあります。
傘は両面とも模様があります。
ハートのある面、ない面のいずれを表にしてもお使いいただけます。
各店で発売中です。ぜひご覧ください。
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